少し酔った彼女に手を差し伸べると、素直に握り返してきた。
エレベーターホールまで彼女の手を強弱つけ握ったり、指を絡めたりすると、亜紀さんもそれに応えるように、指先を絡め返してくる。
(いける!?)
頭の中が熱くなり、なんとも言えない感覚にとらわれる。
手を繋いだままエレベーターに乗り、扉を閉め、そのまま彼女を抱き寄せる。
うつむきかげんの亜紀を下から覗き込み、そっと唇を重ねた…
彼女もそれに応えてくれたが、エレベーターはすぐに1Fに到着。
外に出て、勢いで彼女にたずねる。
私:『もう一件いくかぁ?』
あ:『…………ぅん…どこいくぅ?』
私:『ラブホ……は…まずいよなぁ~…やっぱり…』
あ:『………ぇぇよ♪』
ヨッシャ(`◇´)ノ
亜紀の手を引き、高速道路をくぐる。
例によってドキドキしながらラブホに入った。
部屋に入り、カギを閉めたとたん、固くなっていた亜紀さんは力が抜けたのか、扉のところで正面から寄りかかってきた。
スプリングコートを着たままの彼女を、そっと抱きしめ。
ゆっくりと唇を重ね、徐々に舌を伸ばして行く。
亜紀さんの唇も徐々に開き、私の舌を受け入れる。
20分ぐらいやろか?
扉にもたれたまま、キスが続いた。
私:『シャワー…する?』
(いつになく慎重(笑))
あ:『いっちゃん先にどうぞ♪』
シャワーを早々に済ませ、部屋に戻る。
テレビを見ていた彼女にシャワーを促す。
先にベッドで横になり、彼女を待つ。
バスタオルで全身を覆った亜紀さんが出てきた。
あ:『いっちゃんお待たせ♪』
彼女は、くくっていた髪を解き、ベッドに腰掛け、不慣れな手つきで部屋の照明を薄暗くした。
横になっていた私は、彼女の腰に手を回し、こちらに引き寄せた。
座っていた彼女は、後ろ向けに倒れるように、私の左腕の中に収まる。
再び、唇を重ね、舌を重ねる。ベッピンさんは近くで見ても、やはりキレイ。
ゆっくりとその時間が過ぎていく。
仰向けに寝る亜紀さんのバスタオルを剥ぎ取り、手のひらで乳房を覆う。
柔らかい感触が手のひらに広がり、それを、円を描くようにゆっくりと動かす。
『はぁ…っ』
かすれるような吐息で応える亜紀さん。
時折、
乳首を摘んだり、指先で転がしたりしながら、舌を絡め合う。
『んっ……はぁっ……』
小さな声ながら、腰がくねくねと動き、感じている事が見てとれる。
舌を首筋から乳房へと這わし、
乳首の周りを舐めまわす。
チロチロチロ
左右に舌を振りながら、それを舐め、唇ではさみ、クニュクニュする。
『はぁ、はぁ、はぁっ!』
亜紀の右
乳首を舐めながら、右手を乳房からおへそへ、おへそから右太ももへと移動させ、内ももへ侵入させる。
わずかな抵抗力で閉じられたら太ももは、ゆっくりとその力を失い、私の右手は彼女の内ももを自由に這い回る。
『はぁ~っ、はぁ~っ、はぁんっ…』
小さな声ながら、くねくねと腰を動かす。
右手を徐々に股間へと這わすと、花びらは、しっとりと湿り気を帯び、期待感を蜜で表現していた。
結婚が決まっている彼女も、今夜だけって決めてるであろう事は十分承知していたので、もし、拒否されても、紳士的に受け入れようと、初めから決めていた。
ゆっくりと右手中指を花芯へと
挿入する。
『じゅるっ…ぬぷっ…ぬ~~』
花びら周囲とは違い、そこは十分すぎる蜜が溢れ、ヌルヌルっとしたそれが中指にまとわりついた。
ゆっくりと中で動かす。
出し入れし、時に角度を変え、時に速度を速め、変化をつけたり、単調に出し入れをしたり。
つづく